スノーマン*☆セレナーデ


<Merry Chiristmas!!>


掠れた草笛のような響きが耳に届いた。


<愛する人とお幸せに……>


「スノーマン?」

「え、なに? この声?」

「月人くんにも聞こえたの?」

「聞こえたっつぅか、響いたっつぅか……」


――嗚呼、やっぱり月人くんが、あたしの運命の人なのかも……

なんて、確信したりなんかしちゃったりして……

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