My life without meaning
 私は夢の中にいるような心もとない足取りのまま、裕太を見送りソファへ座り込んだ。さっきまでの出来事がすべて夢のような気がする。

 家に来るまでは、ちゃんと断ろうと思っていたのに、結果として彼の気持ちを受け入れる形になってしまった。
 もちろん、はっきりとYesの答えを出したわけではないけれど・・・・・・。

私のした行動がすべてを物語っているような気がする。


 罪悪感 不安 そしてほんの少しの期待 

さまざまな思いが私の心を支配する。

 先のことを考えると泣き出したい気分になるけれど、私はその重荷を彼に見せることなく一人で抱えることに決めた。


 私たちの不確かな形はこうして始まった。


いつか終わりを迎える闇に潜む『2人』のはじまり。
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