My life without meaning
 練習からの帰り道、裕太からメールが届いた。

『ナツさん、2人きりで会いたい。』と。


 裕太は本気なのだ。曖昧にはぐらかすことができないと分かった私は、きちんと向き合おうと決めた。

『明日、うち来る?』

『うん。ありがと。』


 返事を確認してスーパーの中に入る。



 こんな普通のおばさんのどこに惹かれるものがあるんだか。


 自嘲気味に心の中で呟いた。
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