My life without meaning
 ほとんど眠れないまま朝を迎えた。ふらつく身体でなんとか夫を送り出した後、深いため息をついてソファに座りこむ。


 裕太と2人で会うことが怖くなってくる……。

 何か引き返せない路へと進んでしまいそうな気持ち。

 ふと誰かの声が聞こえた気がした。




 アナタハ ドウシタイノ?




 私? 私は裕太のことを?


 いくら考えても答えなど出るはずがなかった。
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