何度でも言おう、君が好きだと。

「それはお前、勉強するって事はどういう意味か解ってんのか?」

「解ってるよ。働かなきゃいけないって事でしょ」

「そうだよ。お前働けるの?」

「働けるよ~今までコンビニとかスーパーとかでだってバイトした事あるし」


でもそういう「真っ当な仕事」よりもキャバクラとかそういう類の物の方が断然長続きしていたじゃないか…


「でもなんで今更ネイルスクールなの?」

「結婚する前から行きたかったし。それに」

「それに?」

「キラキラして可愛いし!」


バカ過ぎて旦那に同情した。


「ハル…俺はお前がこんなにもバカだとは思わなかったよ」

「なんで!!!!!どこが!!!!!!」

「しいて言えばどこがか解らない所だよ」


とっくに家に着いていたが、ハルは車から降りずに話を続ける。

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