何度でも言おう、君が好きだと。

そういえばハルからあれっきり連絡が来ない。

頑張っているか、しょげて後悔しているか、どっちかだろう。


「まぁ、もって1ヶ月かな。
1ヶ月もすりゃ「無理っすー!」って言いながら辞めるだろ」


飯田も俺と同じことを思っていた。

しいて言えば、飯田の方が俺の予想より長かった位だ。


「どうでもいいからそれ食ったら帰れよ」


「無理っすシャワー浴びてから帰ります」


「家で浴びろよ…お前は俺の女か」


「え?僕男ですが、それでもいいんすか、あーざす」


「うぜぇ。早く帰れ」



くだらない事をしゃべり続けて

結局飯田は0時を過ぎるまでうちにいた。

< 16 / 51 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop