何度でも言おう、君が好きだと。

酒を浴びるほど飲み、UNOなんかやっちゃったりして
ものすごく騒いだ。


「あーあ、友里今日も寝ちゃったよ」


そう言いながら綾は、シートタイプの化粧落としでそっと友里の顔を拭いた。


「友里酒弱いくせにいっつも無理して飲むから」


「こんな女化粧したまま寝て肌がボロボロになっちまえばいいんだ!」


酔っぱらった若林が大声で叫び、そのまま机につっぷつした。


「おい、若林、そのまま寝るなよ。
明日実習あるんだから今日は家帰るぞ」


そう声をかけるも、若林はもう夢の中だ。


「だめだ、こいつもう寝てるわ。
ごめん、抱えて帰るわ」


「え、いいよいいよ。
明日ゆっくりなんだし、今日は泊まってったら?」



これがいつものパターン。


誰かが順番に潰れてそのまま綾の家で朝まで寝る。

大抵雑魚寝だ。
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