何度でも言おう、君が好きだと。
「っ…」
酷い頭の痛みで目が覚めた。
いつの間に眠ってしまったんだろう。
「呑みすぎるなよ」と人に言っていた俺がつぶれるなんて…
これは朝起きてから若林にうるさく言われそうだな。
今何時だろう…
電気が消えている。
どうやら皆寝ているようだ。
…じゃあいいか。このまま寝よう。
「ふふっ」
…ん?
綾の笑い声がする。
寝ぼけているんだろうか?
「だめだよ、みんな起きちゃう」
え?
「大丈夫だって、よく寝てる」