何度でも言おう、君が好きだと。


チャラチャラした女もヤリマンも好きじゃないけど、

そんなバカな事言っちゃうハルを、俺は友達として好きだった。

ある意味「裏表がない性格」だと思ったから。


「もう綺麗になっちゃったよ。もっとコロコロしたかったなー」

「終わったか?じゃあそろそろ飯でも行くか」

「わーい!」


二人で俺の車に乗り込み、適当なファミレスに入る。


「全部おいしそーーーどれにしようかなぁああああ」


ハルはいちいちうるさい。


「ねぇねぇ、滝君のハンバーグひとくちちょうだい」

俺の頼んだハンバーグを一口分けてあげて

「ねぇねぇ、滝君デザートいらないでしょちょうだい」

俺の分のデザートをあげる。


「あーおいしい!幸せ…!」

「ハルは良く食べるなぁ」

「滝が甘やかすからハルどんどん太ってく」

「いや、女の子はちょっとぽっちゃりしてる方が可愛いよ」


あ、ハルは除いてだけど…と言おうとしたら


「えへへ、じゃあ、いっか!」


そう言って笑うハルに、思わずドキッとする。

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