寂しがりやの猫
「まあなぁ… 今 57歳の方に告白されたら ビビるだろうけど。でもどうだろ?アイツ 彼女とか居るのか?」


「さあ。知らない」


私は 結城の顔が浮かんだ。

今回の旅行中に告白くらいしてるかもしれない。

休み明けには カップルになってるかもな…

カップルに挟まれて仕事するなんて憂鬱。

考えていると 仲澤が口を開いた。


「奈都らしくないな。告白しないなんて」


「さっき 悠里にも言われたよ」


「本気 みたいだな」

私は 黙って 頷いた。
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