寂しがりやの猫
次の日。

まだ少しぼんやりしていたので 課長に電話をして休ませて貰った。

途中で田村に代わってもらい、昨日の礼を言う。


「あ、はい。どういたしまして」


いつものように 硬い話し方が今日は特に硬いみたい。

まあ いっか… と電話を切った。



― 私 昨日やっぱりおかしなこと言ったのかな…

ちょっと気になったが、薬が効いてきて いつの間にか眠ってしまった。


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