寂しがりやの猫
― えっと… とりあえずパジャマは 着替えたほうがいいのかな…
でも風邪で休んでるのに おかしいか…

すっぴんも見られたくないけど、化粧バッチリもおかしいし…

色々と考えながら 雑然とした部屋を片付けて ちょっと可愛い部屋着に変えた。


~ピンポン♪~

インターフォンが鳴り、私は ドキドキしながらドアを開けた。

「田村、ごめんね~」


「よお… 今日は居るんだな」


「シュウ…!何? 帰って!」

私は 必死にドアを閉めたが 無理矢理に入って来られた。


「私、風邪引いて会社休んでるの!だから 出来ないから、帰って!お願い」

私は シュウに 手を合わせて頼む。

「そっか。風邪か」

シュウは 言いながら私の額に手を当てる。

「心配だな。診察してやるよ」


シュウは、着たばかりの部屋着のボタンを外していく。

「だから もう やめてよ!」

思いきり突き放すと シュウは また私の上に のし掛かってきた。
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