寂しがりやの猫
「田村って 誰だよ。新しい男か?今から来るのかよ」


「会社の人だって!ちょっと用事で来るだけだから!」


「へぇ~ ほんとかなぁ… 新しいセフレじゃないの?」

シュウは 部屋着を捲りあげて 乳房を揉み出す。

「やだってば!やめて!」


バタバタと必死で抵抗したが、身体の大きなシュウには 敵わない。

「いや!!」

叫んだ時に ボコっと音がして シュウが、いてえ!と叫んだ。


「田村…」


私は 必死になって服の乱れを直す。


「てめえ!何すんだよ!」


シュウが 田村に殴りかかった。

― 駄目!田村やられる!

私は 必死でシュウの脚にしがみついたが 振り払われた。
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