寂しがりやの猫
散々 呑んで 店を出た。

悠里に軽く手を振って反対側のホームに別れて歩く。

ウィーン ウィーン…

デニムのポケットに入れてあった携帯が震えている。

― ん?メール?

何気なくメールを開けて 一瞬 時間が止まった。


田村からのメールだった。
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