寂しがりやの猫
「やだぁ…」

泣きそうな気持ちになりながらも 私の秘部は濡れ、まるで痴漢にあって濡れてしまった時のような情けない気持ちになる。


シュウは 慌てて デニムのファスナーを下ろし、いきなり大きくなったモノを突っ込んできた。


「痛っ!痛いよ!やめて!」

私は 泣きながら言ったが 聞き入れて貰えなかった。

ズン、ズン、と 律動だけを躰に受け止める。

― 何なんだろう… これは…

何かの罰ゲーム?

私 何か悪いことした?

心が痛かった。

田村に言われたように 私は隙が有りすぎるんだろうか…

…中河原さんは、自分で思ってるより弱いんです。


本当にそうだった。

今まで偉そうに 男を抱いてやっている、なんて思っていたけれど、こんなに簡単に男の欲望の餌食になってしまうなんて…


情けなくて 悲しくて 涙が溢れた。





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