寂しがりやの猫
帰り道。

以前 不倫関係だった西原課長に声を掛けられた。

身長178。 年齢の割にはスラリとした体型で、若い頃 野球をやっていて、体育会系のさっぱりとした性格。

お洒落にも手抜きが無くて 若い男には なかなか手が出ないオーダーのスーツをさらりと着こなしている。


当然 昔からモテていて、私も 不倫は 駄目だと判っていたけれど 彼に抱かれたくて自分から近付いた。

「中河原、飲みに行くか」


さりげなく 肩に手を回されて、もう濡れそうになってしまう。
西原は エッチのテクが凄くて、私は 何度も指だけでイかされた。


「あ、はい」

ちょっとでも 可愛く見られたい。

そんな想いで しおらしく答えた。
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