現の境界線【短編】
どれぐらい呆然としていただろうか。何気なく時計を見やると早朝の五時だ。
普段は目覚ましをかけても六時起きがツラいのに、どうして今日は五時に爽快に目を覚ませる?
視線を下げ自分自身の格好を見れば、シャツにジーパンに靴下と完全に普段着である。
風呂上がりにちゃんと着替えたハズなのになぜ……
いや待て。今記憶が少々おかしかったぞ。
風呂から上がった時の記憶が妙に曖昧だ。
うーん。その後部屋の惨状に気付いた時はどうだったけかな。
いやまたおかしかったぞ。
昨夜の記憶では入ってすぐ右手に押し入れがあったが、実際には左手側なのだ。
詳しく思い返せば色々と記憶と現実に食い違いがあるのに思い当たる。
普段は目覚ましをかけても六時起きがツラいのに、どうして今日は五時に爽快に目を覚ませる?
視線を下げ自分自身の格好を見れば、シャツにジーパンに靴下と完全に普段着である。
風呂上がりにちゃんと着替えたハズなのになぜ……
いや待て。今記憶が少々おかしかったぞ。
風呂から上がった時の記憶が妙に曖昧だ。
うーん。その後部屋の惨状に気付いた時はどうだったけかな。
いやまたおかしかったぞ。
昨夜の記憶では入ってすぐ右手に押し入れがあったが、実際には左手側なのだ。
詳しく思い返せば色々と記憶と現実に食い違いがあるのに思い当たる。