雪の天使
〜出会い〜
ケホッケホッ
夜の繁華街に咳をしながら歩く少女が1人。
「早く家に帰らないと…」
そんなことを言いながら歩いていると、路地裏から人を殴っているような音が聞こえた。
“何の音かなぁ?”
そう心の中で思いながら路地裏に足を進めていくと…
バキッドカッ
そんな音と同時に目に飛び込んできたのは金色の髪の毛のカッコいい青年と呻き声をあげる茶色い髪の毛の青年だった!!
“ケンカかなぁ?痛そうだなぁ”
そんなことを思っていると金髪の青年がこちらを向き話し掛けてきたので、少女は怒られると思ったのか走りだした。
「おっおい!」
青年もそんな少女の行動に驚きながらも追い掛ける。
そんな青年の行動を目のはしにとらえながらはしる少女。
だけどそんな鬼ごっこも長くは続かなかった。
少女が倒れたのだ!!
最後に少女が見たのは、自分を追い掛ける金髪の青年と夜の繁華街だった…。