【完】そこを右に曲がると、~少女館、そこは闇持つ少女の集う場所~



「どうして勝手に捨てたの!?」


「これ以上あなたのやつれる姿は見たくないの!」


「だからって、捨てないでよ!!私はお人形さんと一つになりたいの!!」


「何馬鹿なこと言ってるの!?」


女の子は、そう言うと自分の部屋に戻っていったわ。


・・・ほら。また言った。


女の子は、私と一つになりたいのよ。


大丈夫。私だって一緒だから・・・。



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