【完】そこを右に曲がると、~少女館、そこは闇持つ少女の集う場所~




「あれ?何処の家も、いろいろと不満を持っている家が多いみたい」



少女は、そのことに気が付きあることを思いつきました。



「・・・不満を持っているということは、不幸せと言うこと・・・。そうだ!この花を嗅ぐと、幸せになる・・・っていう薬を作ればいい!!」



そう、少女は新たな花の香りを作ろうとしていたのです。


少女はただ、幸せになってほしかっただけ・・・。


ただ、それだけだったのです。


まさか、少女のこの素晴らしい決意があんな悲劇を起こすなんて、誰も気づきはしなかったでしょう。





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