【完】そこを右に曲がると、~少女館、そこは闇持つ少女の集う場所~
昔、昔、あるところに
花で町の人々を幸せにしたかった貧しくて、哀れで、可哀相な少女がいました。
少女の作った花には、人々を死に導く作用があったのです。
そのため、少女の作った花を買った人々はたちまち死んでしまいました。
その、真実を知ってしまった少女は、町を飛び出してしまいました。
誰も、その少女の行方は知りません。
・・・ただ、少女の居なくなった町は再び平穏を取り戻したのです。
だからこの昔話もめでたし、めでたしなのです。