【完】そこを右に曲がると、~少女館、そこは闇持つ少女の集う場所~
そういわれても、私の恐怖は収まらず、遂に涙が目から零れ落ちた。
そうこうしている間にも、少女達は私に近づいてくる。
・・・こんなことなら、リンネを捨てるんじゃなかった。
こんな森を出歩くんじゃなかった。
少女なんか買うんじゃなかった。
今更後悔しても、もう遅いということは分かっていたけれど後悔せずにはいられなかった。
少女達は私をどんどん壁際に追い詰めてくる。
----トン
遂に私の体は、壁にくっついてしまった。
もう、逃げ場が無い。
本当に、これで終わり。
本当は既に諦めていたけれど、それでも抵抗の意味をこめて叫んだ。
「嫌!!来ないで!!嫌!嫌!嫌!!」