【完】そこを右に曲がると、~少女館、そこは闇持つ少女の集う場所~
・機械少女について
次にさせていただく解説は、"機械少女"です。
この事件は、この町がまだ"王国"と呼ばれていた頃の事件です。
この少女のキーワードは、ロボット達の過剰な愛となります。
説明を聞いてくださったお客様は、お分かりになると思いますがこの少女のある一言がきっかけで、ロボット達が怒り狂ってしまったのです。
ロボット達は少女のことを"心が無い少女"と認識していたようですよ?
自分達を作ってくれた主が死んだのに、主の実の娘である少女は悲しまずに喜んでいる。
ロボット達は、それはそれは怒ったでしょう。
さすがの私も、このことには怒りを覚えてしまいます。
ですが、お客様。よく考えてみてください。
もしも、この少女が究極の寂しがりやだとしたら?
いつもロボットや機械を作っている父親を見て、少女は思ったはずです。
"自分は愛されていないの?"