【完】そこを右に曲がると、~少女館、そこは闇持つ少女の集う場所~
少女が死んでから何年か経ったある日。
町に変な噂が流れ始めていた。
「ねぇねぇ、自転車が大好きだった女の子が居たでしょ?死んじゃった女の子。
最近ね、その女の子を見かける人が増えてきてるんだって」
「えぇ!?そんなの嘘でしょ?」
「それが本当らしいの。私のお兄ちゃんも見たんだって。
それでね、その女の子と目を合わすと、突然と消えちゃうんだって!」
「何それ!?超怖くない!!?」
「何もその女の子は、自転車を探しているらしいのよ。
でもその女の子は、ちゃんと自転車に乗ってるのよ?」
「不思議だね。私たちも、見つけたら目を背けなきゃ!!」
「そうだね」
聞いた噂を一通り話し終えた女は、それぞれ自宅へと向かっていった。
その帰り道で、女は見てしまった・・・
"自転車少女"を----・・・