【完】そこを右に曲がると、~少女館、そこは闇持つ少女の集う場所~



----ガラッ



勢いよくドアを開けた少女は、鏡の前へと向かいました。


そして、水道に手をかけながら、思いっきり笑ったのです。



「アハハハハハ!!!!
やっと、やっと死んでくれた!!!
憎くて憎くてしょうがない私のお父さん!」



丁度その光景を見てしまったロボット達は、あまりにも変わってしまった少女に怒りを覚えたのです。


そしてロボット達は少女に声をかけたのです。


「ネェ・・・。ソンナニウレシイ?
ボクラノオトウサンガシンジャッタノニ・・・」


いきなり声をかけられたのにもかかわらず、少女は答えました。


「えぇ、とっても嬉しいわ!」


しかも、満面の笑みで----・・・


そう答えた少女にロボット達はとうとう切れてしまったのです。


「ネェ、キミニハワカラナイデショウ?
ボクラノキモチガ・・・」


「えぇ、分からないし分かりたくもないわ!!」


「・・・キミモ、ボクラミタイニナッタラワカルヨ・・・。ボクラノカナシミガ・・・。
ダカラ、ボクラミタイニシテアゲルヨ」


「え?」


少女は、ロボット達が言った意味をよくわかっていなかったのです。


「な、何を言っているの?よく分からないわ・・・」


そう問いかけた少女の声は、確かに震えていたのです。


「ナラ、モウイチドイッテアゲル。
ボクラミタイニシテアゲルヨ・・・。
ボクラノヨウナ、カンジョウヲモッタロボットニ・・・」


それを聞いた少女は、恐ろしくなってドアに向かって走り出しました。

ですが、そんな少女をロボット達が止めました。


「ダメダヨ、ニゲチャ・・・」


そして、逃げ場をなくした少女にロボット達は近づきました。


「い、嫌!!来ないで!!!
イヤァァァァァァァ!!!!!!!!!」



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