愛して下さい
アタシノオモイ
「ただいまーぁ」
…
「ただいまーぁ」
…
あ、お風呂か。
え…ということは…
計画実行。じゃん
「よし…」
風呂場からは
ぽちゃんっ…とお風呂に浸かる音がする。
「お…おにいちゃあん」
「ん…なんだ?」
「一緒にはいっていい?」
「え…あ…うん」
可愛い妹のためだ
許してやろう
「は…はいるよぉ」
ガラガラ
「えと…俺頭洗うからお前つかってろよ」
「うん」
…駄目だ
いくら妹でも気が気でならない
…。
…?
さっきから背中に体温を感じる
「み…か?」
「お兄ちゃん、あたし…」
「あたし…お兄ちゃんが好きなの…」
う…そだろ。
「美香…本気か?」
「うん…」
「俺…まだわかんないけど…
お前の事…好きなのは確かだから…」
え……
一瞬時がトマッタカと
おもった
「ふぇっ…っ」
「な…泣くなよ」
ぎゅっ
お兄ちゃんが抱きしめてくれた
それはそれは月が綺麗な夜
あたしはお兄ちゃんに
オモイをつたえた。