タイム
また今日も薬との戦いが始まるんだ。

ねえ南先生!?

私知ってるんだよ・・・。

点滴・注射そんなことしたってどうにもならない

病気ってことぐらい・・・。


「凛菜ちゃん。点滴しとくね~!!」

そういって南先生は病室を出て行った。

はぁ~・・・。

もうね点滴4年間も打たれ続けたら

痛さにもなれるよ・・・。

つらさにもなれるよ・・・。

でもね・・・

打たれるたびに痛くなってくところがあるんだ。

それは私の心で・・・。

点滴が打たれるたびに心が言ってる気がするの。


『もうつらいよ・・・。』

『もう限界だよ・・・。』って・・・・。



まぁー私の取り柄って

ポジティブなところだけだから

いちいちへこんでもいられないんだよね・・・。

いっくら苦しくてもさ。


「さーてっと屋上でも行きますか!!」



ここでもし私が屋上に行かなかったら

あなたも私もつらい思いせずに済んだのかな・・・?
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