大好きだよ、先生
新しい恋を探そうと
はりきるわたし。
結菜は
そんなわたしを見て
安心したような感じで
微笑んだ。
わたしは
先生と別れてから
また親がいる家に戻った。
前までの
嫌いだった親の姿はなく、
優しい笑顔のお母さんに
戻っていた。
そして事情を話すと
快くまた住ましてくれた。
わたしの使っていた部屋は
いつでも戻ってきて
いいように、
綺麗にしてあった。
昔のお母さんとお父さんに
戻った嬉しさで
涙が出た。
そんな感じで
わたしは
少しずつ、
毎日が充実してくるようになった。