大好きだよ、先生
大好きだよ、先生
…先生のところに行こう。
わたしは
急いで服を着た。
ホテルを飛び出して
先生のマンションに向かった。
息を切らしながら
インターホンを押す。
けど、応答はなかった…。
仕方なく携帯を取り出して
消せなくてとっておいた
先生の番号に
電話をかける。
先生は
もうわたしの番号を
消してしまったかもしれない。
着信拒否にしているかもしれない。
それでも
少しの希望を
わたしは 信じた。