大好きだよ、先生




先生は

耳元で小さく囁く。


「夜、連絡して」

「…うんっ」


一瞬で

わたしの顔が赤くなる。


「じゃ 真面目に授業受けろよ」

「わかってるよ…」


片手をひらひら振って

職員室へ向かう先生。


わたしも

教室に戻ろうかなと

思っているときだった。


「間中 桜??」

「えっ…??」


後ろから声がした。




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