それでも彼女は嘘をつく

何も書いてない資料を手に

玲子と会議室へ向かう。

会議室に入り鍵を閉める

さっきとは別人のように不安な顔を見せる玲子

両目から涙が流れ落ちる

懸念していた事が現実になったか

やっぱり、、

不倫はきついよ

部長は大人なんだからこんな若くていい女

泣かせないでよ


しばらく玲子が落ち着くまで待とう



『ち、違うの』

やっと玲子が口を開いた


『違うの!』
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