* 俺様な先輩 *
そう思ったとき2人が席を立って
俺に近づいてきた
気づけ、前園……!
近づいてきたと思ったら
前園はピタリと硬直したように
俺を見つめたまま止まった
俺が『前園!』と叫んでも
周りがうるさいせいか
本人には聞こえていないみたいだ
あぁもう こいつらうっせーし
俺が行くしかないか
俺はうるさい人混みを掻き分けて
前園の腕をつかんで
生徒会室に連行した
生徒会室までくると
目をキョロキョロさせて
当たりを見回してる