* 俺様な先輩 *
「ダメ。その顔禁止〜
まじで止めらんなくなる」
え、いやっ
そんな顔してないってば!!
先輩のバカぁ…
その時、下からお母さんの声が聞こえた。
「詩織ー、ご飯!
遥人くんも食べてって!」
それを聞くと先輩はあたしを見て
『マジでいいの?』って聞いてきた。
「…お母さんがいいなら
いいんじゃない、かな…」
「よっしゃ!」
そう言うと、
子犬みたいに無邪気に微笑んだ。
んもぉ……そんなにあたしを
ドキドキさせないでよ。