* 俺様な先輩 *
ヤってたって……
そりゃあ勘違いされたら恥ずかしいけど?
さっきからシたいとかヤってたとか
先輩………欲求不満なのかな?
なんか、我慢させてるみたいで
申し訳ないな……。
でも、あたしだって怖い、し。
先輩だって待ってるって言ってたし!
いーんだよ、別に。
あたしが気にすることじゃないよ!
ウン。そうだよ、詩織!
自分に喝をいれたと同時に
先輩は『うし。行くぞ』
ってあたしをくるっと回転させて
背中を押した。