* 俺様な先輩 *
真実を言います。
先輩と別れてから華音や
皆の前では明るく振る舞ってきたけど
やっぱり華音には見透かされてしまった。
『言いにくいんだけど、さ
詩織たち、別れたの…?』
申し訳なさそうに聞いてくる華音に
こっちが申し訳ない。
あたしが隠してたのが悪いんだし。
『そー。別れたんだぁ。
だけど心配しないでね!』
ってまた、寂しい気持ちを
はぐらかして言っちゃったんだ。