同居、始めました!
色々準備も進んで、あっという間に学校祭の日がやってきた。
各クラス、各学年ごとにテーマを決めての催しはかなり盛り上がっていて。
みんなの楽しそうな顔を見ると大変だけど実行委員をやってよかったと思える。
「お~い雛ぁ~?」
仕事でバタバタしている中、航ちゃんが遊びにきてくれた。
しかも千鶴さんも一緒だ。
二人で抱きあう。
「千鶴さん!」
「こんにちは、雛ちゃん!」
千鶴さんは相変わらず綺麗で、通る人達がみんな千鶴さんを見ている。
ほんと、航ちゃんには勿体ない彼女さんだよ!
「俺の出番はいつなんだ?」
「午後の一発目だよ。講堂でやるの。それまでは自由に回ってくれて大丈夫」
「お前は?」
「わたしは実行委員の仕事があるから」