同居、始めました!
第四章! デート、行きます?
おかしな幼馴染み
学校祭が終わって、不思議に思いながらも家に帰ると
航ちゃんはいつもの航ちゃんに戻ってた。
「そういえば、千鶴さんは?」
「何か急に仕事が出来たみたいで帰ったんだ」
「そっか」
お詫びに、と思って買ってきたケーキをお皿にのせる。
航ちゃんは紅茶を用意している最中だ。
「それにしても、今日は本当に来てくれて助かったよ」
「うん、俺もすごく緊張したけど楽しかった」
本当?
本当に楽しかったの?
帰り際の航ちゃんの見たことのない表情が忘れられない。
「雛?どうした?」
「あ、ううん何でもない」