苦く甘い恋をする。
私はさっき長谷川くんが結んだコートのベルトの端に手をかけ、それをほどきながらエアコンのボタンを力強く押した。
そう、それも。
「おまえ、そんなにも押して……。いったい何度にするつもりだ?」
長谷川くんがチラリと私に視線を流して、そう呟くくらい。
ふっふーん。
仕返しだもんね!!
鼻息荒く、中央奥の長谷川くんのそばまで行くと、長谷川くんはニヤリと笑った。
「おまえ。負けず嫌いなところとか、俺にそっくり」
そう、それも。
「おまえ、そんなにも押して……。いったい何度にするつもりだ?」
長谷川くんがチラリと私に視線を流して、そう呟くくらい。
ふっふーん。
仕返しだもんね!!
鼻息荒く、中央奥の長谷川くんのそばまで行くと、長谷川くんはニヤリと笑った。
「おまえ。負けず嫌いなところとか、俺にそっくり」