苦く甘い恋をする。
「……ゃっ……。んんっ……」


私は、相手が長谷川くんだから、恥ずかしいの!!


それなのに……。


「ほら、また。
美姫。ちゃんと俺に、顔を見せろよ」


長谷川くんは、私の両手首を掴み、頭の上で固定した。


「初めて見る美姫の顔、きちんと目に焼き付けておきたいから」


「……っ。バカッ」


信じられない。


長谷川くんって、本当にドSなんだ。
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