†蝶龍†―2―
「はいはい。さ、ご飯食べよ」
「「はーい」」」
由樹が作るご飯は本当に美味しい。和食がメインで栄養バランスも彩りも完璧。
「さすが由樹。すごい美味しい」
「うん、本当だ。由樹さんすげぇ」
「ははっ、ありがとう。いっぱいあるからね」
「うん」
3人で穏やかな食事。つい先日あんな事があったのに、今はこうして穏やかだ。
とても安心する。でも、きっと長くは続かない。あいつが戻って私の前に現れたのだから。