†蝶龍†―2―
すぐに部屋に戻って下着とタオルを持って1階のお風呂場へ向かう。
窓からは由樹と龍星が見える。由樹の本気のパンチを間一髪で避けていたが、足を引っかけられてこけていた。
でも、あのパンチを避けるなんて、余程反射神経か動体視力がいいのね。
お風呂について服を脱いでシャワーを浴びる。
サ――――
このまま、水が全てを洗い流してくれればいいのに・・・・・・
なんて、ね。実際にはそんなことできないのに。
手早く髪と身体、顔を洗い湯船に浸かる。
この時が、私にとって一番気が抜けるときかな・・・・・・・。