†蝶龍†―2―

零は金髪の男に突然殴りかかった。


「おっと、危ないね」


金髪の男はひょいっと軽く避けた。


「由樹を先に狙うたぁ、俺も舐められたもんだな」


と紅髪の男は由樹と呼ばれた金髪の男の背中に回った。


どこに居たのか、幹部と思われる男3人が後ろに立っていた。


「あれれ~、蝶龍の総長と手合せ出来るなんて、嬉しいねぇ~」

「そうだな。いっちょ派手に行こうか」

「あ~、だりぃ」


それぞれ言いたいことをいって紅髪の男、蝶龍の総長に殴りかかった。


総長は軽く避けながら攻撃をしかける。


そんな中、唯一の女は紫苑と睨みあっていた。

< 122 / 160 >

この作品をシェア

pagetop