†蝶龍†―2―
すっと目を細め紫苑を見つめ返し
「いやよ。私は柚の女。それが私の存在意義。貴方のものにはならない」
キッパリと紫苑を振ったあげは。
果たして、この状況でそれは合っていたのか、間違っていたのかは、この後の出来事でわかるであろう。
「くくっ、そうか。ならもういい。零、ヤレ」
「了解♪」
パァンンっ
「えっ・・・・・・?」
ドサッ
倒れたのは、
「あ、あああああ、ゆずぅぅっ!!!!」
柚だった。