†蝶龍†―2―
静かに車が止まる。すぐに車から降りてバイクで先に戻っていった百合達の所へ行く。
倉庫の中には怪我人が沢山いて、残ってて貰った面子達に手当てをしてもらっていた。
「鈴、病院行くほどの怪我してる人はいるの?」
「今の所いない。あいつ等もかなり強くなってるからな」
「そう。なら、よかった。こんな日に大怪我なんてして欲しくないからね」
「だな」
鈴と軽い会話をして階段の所にいる神龍の総長、木崎祥―キザキヨウ―の元へ行く。