†蝶龍†―2―

静かに車が止まる。すぐに車から降りてバイクで先に戻っていった百合達の所へ行く。


倉庫の中には怪我人が沢山いて、残ってて貰った面子達に手当てをしてもらっていた。


「鈴、病院行くほどの怪我してる人はいるの?」

「今の所いない。あいつ等もかなり強くなってるからな」

「そう。なら、よかった。こんな日に大怪我なんてして欲しくないからね」

「だな」

鈴と軽い会話をして階段の所にいる神龍の総長、木崎祥―キザキヨウ―の元へ行く。


< 61 / 160 >

この作品をシェア

pagetop