†蝶龍†―2―

あの日の出会い


皆家に帰した後、私達も倉庫を後にした。

葵と碧は倉庫に住んでるから帰っていないけど。


私はもうあのマンションには帰らない。これからは由樹の家に住むことになる。


そして今は由樹の家にいる。もちろん、龍聖も一緒に。

彰達にはもう情報が云ってるみたい。さっきからなんども龍聖のケータイに電話が引っ切り無しに掛かってきている。


「くそっ!あー、ケータイぶっ壊してぇ」

「龍聖、そんなことしてもいいよ」

「由樹・・・・・いいの」

私はニコニコと笑う由樹に呆れながらそう言った。


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