†蝶龍†―2―
そしてバチッと目があった。
その瞬間、電流が体中に走った気がした。
漆黒の瞳に飲み込まれそうになった。
「電話、したのお前?」
低く、それでいて心地いい声色。
「・・・・・・ええ。連れてかえってもらえる?ここで寝てもらってては困るの」
そう言うとその男はぐるりと周りを見渡した。
そして、
「わかった。虎、銀、風間つれてけ」
「「はいはーい」」
「貴弘、」
「わかりましたよ、柚」
銀と虎と呼ばれた男二人、基双子はカザマを連れて行き、柚と呼ばれた総長とタカヒロと言う男は帰っていった。
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