†蝶龍†―2―
「さ、今日はもう遅いから寝ましょう。家への連絡はしておくから」
「わかった・・・・おやすみ、姉さん柚さん」
「「おやすみ、龍聖」」
それだけいって、私と由樹も自分の部屋へと行った。
この由樹の家には一度、龍聖と来たことがある。
だからこうなるかも知れないと思って、龍聖に部屋を教えておいた。
バフッとベットに仰向けに倒れる。
「ハァ・・・・・」
自然と溜息が零れる。
顔だけを部屋にあるテーブルの方へ向ける。
テーブルの上には、まだ皆居たころ、蝶龍の皆と撮った写真が置いてる。
その横には、柚から貰ったネックレスが飾ってある。