窓下の愛想

「以外と綺麗だね」

部屋に入った彼女の第一声

以外とは余計なんじゃない

そう言うと

彼女は無邪気に笑った

胸がギュッとなる

この笑顔

僕が大好きな彼女の笑顔

次の瞬間

僕は彼女を抱きしめていた

初めて全身で感じる彼女の温もり

「愛してる」

素直な僕の気持ち

気持ちを伝えるのに早いも遅いもない

本当の素直な気持ちなのだから

「ありがと」

彼女の優しい笑顔に

僕の気持ちはもう止まらない

この前以上に加速する時間

互いの気持ちを確かめ合うかのように

唇を重ね合う

大好きだ

愛してる

私も

愛してる…

いつの間にか

ふたりはベッドの上にいた

ワンルームの大きな窓の下に置かれた

シングルベッド

ふたりの愛の確認は

いつしか唇から

肌と肌へと舞台を移していた

柔らかい白い肌

僕の手で

唇で

純粋な愛を伝え

やがて彼女の中へと

その愛を注ぎ込んだ

「愛してる」

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