宝龍



「ちわーっす!」


「ん、」


「はよざーっす!」


「おー」




なんでこんなに挨拶してるわけ・・・?



そう、さっきからずっと挨拶ばかり。


けど、それだけじゃない。



飛び交うのは、尊敬の視線。

それから、敵意の視線。




もうわかった。




こいつ、どっか族に入ってる。



しかも幹部クラス。




でないとここまで視線は集めないでしょ。





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