*ピンクドロップ*
「倉木愛梨……うあっ」
私が名前を呼ぶと、イケメンはいきなり私の胸ぐらをつかんだ。
私の方が高かった目線が、あう。
キレイな茶色の瞳に私が移っている。
……飲み込まれそう。
「へーお前がクラキアイリか」
「だからなんなの……んっ」
私が喋っているといきなり目の前が暗くなった。
すると唇に柔らかい……ナニかが……。
「ぎゃーーーー!!」
「ウルセ、警備くんだろが」
私は……見知らぬ男に……ファーストキスを……奪われた。